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イベント概要

日本語の研究

12 November, 2013
サンパウロ大学

イベント情報

日時

2013年11月12日(火)9:00~12:00

場所

サンパウロ大学 Auditorium ET-3, Naval Engineering Building, Escola Politécnica

定員

25

お問い合わせ / お申込み方法

サンパウロ大学人文科学部課外講座および学会サービス室 (SCE, FFLCH-USP) のウェブサイトhttp://sce.fflch.usp.br/node/1591にて11月1日よりオンライン申請。

概要

 日本のいわゆる近代化は明治時代に始まったということは議論の余地があるにしても - 実際にそのプロセスは、徳川時代の終わりに既に始まっていた - 日本近代化の様々な対策が形作られ、 日本が西欧国家をモデルとする近代国家に近づいた大転換は明治時代であると思われる。知的・文化的な面でも、日本人は世界の反対側にインスピレーションと表現の形を求めたが、それは何世紀にもわたって蓄積された自国の文化遺産を無視する運動ではなかった。

 明治時代に事実上、日本と欧米諸国との文明的・文化的交流が始まったと見ることができ、その時代に今日再び研究者の関心が注がれている。日本語研究では、ヨーロッパから入った言語学的アイデアと日本独特の伝統的な研究の折衷によって行われたことを、明治時代は象徴している。また種々の学術機関や専門の科学が形成された時代であり、国語学の名称の下に日本語の研究が確立した時代でもある。このような状況下において多数と様々の日本語に関する研究が、文法、辞書および他の学術・科学的な出版物の形で表れた。

 このセッションで、東京大学の井島正博教授は「近代文法史の概観と課題」について話し、明治期を超える近代の日本語の文法の一側面を語り、そのような言語史的な研究に際して生じる問題点についても触れる。サンパウロ大学の田代ペレス、織田および松原モラレス准教授は「日本語と明治時代文法学」について発表するが、それは明治時代の文法学者、特に山田孝雄、橋本進吉らの、日本語の形態・構文の研究を解釈・紹介する試みである。このセッションでは、地理的に遠いブラジルで、時間的に遠い日本近代の日本語および日本語研究について研究できるかの可能性を話し合うことを目的とする。更に、過去の言語研究に現実的意義が認められるかにまで、ディスカッションを展開させたいと思う。

タイムテーブル

井島 正博 「近現代文法研究史の概観と課題」
田代ペレス・エリザ、織田 順子、松原モラレス・レイコ 「日本語と明治時代文法学」

登壇者

井島 正博 東京大学人文社会系研究科教授
田代ペレス・エリザ サンパウロ大学准教授
織田 順子 サンパウロ大学准教授
松原モラレス・レイコ サンパウロ大学准教授

備考

発表・ディスカッションは日本語で行い、必要に応じてポルトガル語に逐次通訳する。